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アストラゼネカのワクチン投与が保留

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3月上旬にアストラゼネカのワクチン投与が開始され、スウェ-デンでは3種類のワクチン(Pfizer, Moderna, AstraZeneca)が可能になったと、先日のブログに書きましたが、その後、アストラゼネカのcovid-19ワクチンは有益であり、病気、重篤な病気、死亡から効果的に保護するものの、稀なケースで重度な血栓と凝固障害の症例(出血と組み合わせた血栓)が、ワクチンとの因果関係が否定できない症例(副作用)として報告され、スウェ-デンでもそのような重篤な症例が報告されたの受け、3月16日から一時的にアストラゼネカのcovid- 19 ワクチンの投与が保留になっています。

一時的に保留ということですが、長くなれば、可能なワクチン数が少なくなるため、ワクチン投与計画のタイムラインが延長されることになります。そうなるとワクチン接種の優先順位が一番低い、65歳以下の健康人(リスクグループに所属しない人達)へのワクチン投与が更に遅れることになります。

 

コロナ感染を防ぐためには、ワクチンの投与が2回必要になります。

ただ、ここ数か月以内にコロナに感染した人は既に、抗体ができており、初回ワクチン投与後と似た免疫ができているため、ワクチン投与は1回でもよいのではないかといった意見も出ています。そうすることで、より多くの人にワクチンが行き渡ることができます。

 

ワクチン接種をすれば、当人は、コロナ感染から身を守ることができますが、感染の拡大に及ぼす影響については、ワクチン接種が感染の阻止にどの程度貢献しているかの十分なデータはまだ出ていないため、ワクチン接種後、人に感染させるリスクはあるわけです。

 

私は、日本にいる母に会いに行きたいのですが、安全面を考慮すると、母がワクチン接種をするまでは、日本への帰省は避けた方がいいのかなと思っています。