アルコール購入の年齢制限
スウェーデンはアルコールが3.5%を超える飲料は、通常の店舗では販売できず、Systembolagetというアルコール販売店でしか買うことができません。systembolgaet についてはこちらのブログを参照ください。
日本では、アルコールが飲める年齢は、20歳からとなりますが、スウェ-デンでは、18歳になるとレストランやバーでアルコールを購入して飲むことができます。
しかし、アルコール専売店であるSystembolagetでは、20歳になるまで購入は法で禁じられています。
また、20歳になっていない人に、アルコールを贈り物として渡すことも禁じられています。
何故、アルコール購入の年齢制限が異なるのか?
理由は以下の2つの理由に基づきます。
① 10代の若者がアルコールを手に入れるための最も一般的な方法は、年上の友人や兄弟が購入することです。 Systembolagetでアルコールを購入する年齢を18歳に下げると、若い人たちがアルコールを手に入れやすくなり、若者のアルコール消費の増加とそれに関連する怪我の増加につながるリスクが増えるであろう。
② レストラン、バーでは、そこでの従業員は、お客さんが、あまりにも酔っている場合は、アルコール法で、お酒を販売してはいけないことになっています。そのためアルコール消費量をある程度コントロールできますが、Systembolagetでお酒を購入して、自宅でアルコールを飲むとなると、レストランやバーと違ってアルコール消費量をコントロールしにくくなるため。
また、20歳以上の人が10代後半の若者同伴でSystembolgagetでお酒を購入しようとした場合は、アルコール購入を断られます。理由は、10代の人の代わりに20歳以上の人がお酒を買っているとみなされるからです。
10代の若者がお店の外で待っていれば、OKなわけですので、この手段が有効かといえば、疑問は残ります。
またレストラン、バー、Systembolgagetでは、年齢を確認するために、必要に応じてIDの提示が求められます。
日本では、若者が店員に年齢確認の証拠を提示するような場面に、私は、遭遇したことはありませんが、こちらでは、Systembolgagetで、お酒を買うときにID提示を求められている人を時々みかえます。
私が日本に居たころはビールも道端の自動販売機で売られていたりと、日本は、この点、お酒を購入しやすいのではないかと思います。
それでは、皆さん良い1日をお過ごしください。