アルコール小売りはモノポリー
スウェ-デンでは、アルコールは政府管轄のSystembolagetというお店でしか販売されていません。
ただし、アルコール度数が3.5%以下のアルコール飲料に関しては、一般のスーパーで販売さていますが、種類としては、低アルコールビールと料理用ワインくらいになります。
Systembolagetは、土曜日は午後3時に閉まり、日曜日及び祝日は閉まっていまので、土曜日の午後3時前や祝日前日の夕方は、閉店前にお酒を買おうとする人が駆け込むので混んでいます。
しかも、最近は、コロナ感染予防の措置として距離間をとらないといけないため、店内に入れる人数が制限されています。そのため、雪がふる氷点下の寒空の中でも長い行列を作って待っている人達を目にします。
店内の床にも、人との距離を保つことを促すために、レジの前には "Håll avstånd"(距離をとりなさい)といったシールが貼られ、前後の人との距離を保つように注意を促しています。
スウェ-デンは、地理的にも近い、フランス、イタリア、スペインから多くのワインが入ってきますが、なにせ消費税が高いために、そういったヨーロッパ諸国に比べたらワインの値段は割高です。
南米やオーストラリアのワインも販売されていますが、環境意識が高いスウェ-デン人の中には、輸送を考えると近隣諸国から輸入されたワインの方が環境に優しいという理由から、あえて近隣諸国のお酒を買うようにしている人もいます。
先日のブログ スウェ-デンで梅酒 - 北欧スウェーデンの暮らし
にも書きましたが、最近は梅酒も販売され、日本のウィスキーもわりと人気があるようで、数種類販売されています。さらに、日本のジン「六」も先日目にしました。
さて、本日は東日本大震災発生から10年がたちますね。
当時は、既にスウェ-デンに住んでいましたが、10年前の3月11日の朝に最初に目にしたニュースが日本での大震災でした。まもなくして、津波のニュースが入ってきてました。私の母国の日本が大きな被害にあっているのを目にして、とても悲しい気持ちになりました。海外に居て、何もしてあげることができないもどかしさがありましたが、せめて海外にいてもできることとして、募金をしたり、募金活動のお手伝いしました。
当時、テレビでは、被害にあった人達お互いが協力し合い、食べ物供給の際にもきちんと列をなして、待っている姿が報道され、海外の人からは、こんな災害になっても、お互い協力し合い、マナーを保っている日本人の姿に、心を打たれた外国人も多かったです。
これからも日本人のそういった良いところ大切にして欲しいなと思います。