北欧スウェーデンの暮らし

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Valborg (春を祝う焚火)

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Valborg とは日本語に訳すと焚火という意味になります。スウェ-デンでは春を祝う行事として、4月30日の夜に、屋外で大きな焚き火を灯して春の訪れを祝います。
これは公の行事であり、地元のコミュニティよって、アレンジされます。
 残念なことに昨年そしても今年もコロナのためにこの行事は中止となりました。

Valborgの祭りには長い歴史があり、中世にドイツからスウェーデンにやって来ました。Valborgとは、女子修道院長(尼僧院長)の名前であり、8世紀に住んでいたドイツの聖ヴァルプルギス(ヴァルプルギス)に由来していると言われています。

多くの地域では、夕暮れ時に焚き火が灯されます。4月30日といっても、夜の気温は2~5度くらいとかなり寒いので、まだまだ厚いコートが必要ですが、集まった人々は凍えるような寒さから顔にあたる火の熱と輝きを楽しみます。

 

こちらの写真は2年前になりますが、この地域では水上で焚火を行っており、私も初めての光景で感動しました。

まずは、手前で火をおこします。

そして沖に移動させます。

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焚火は夜の8時半過ぎくらいから始まるので、私達は、友人のお家で夕食をとり、20分くらいお散歩がけらここに来ました。友人の1人がベルギーの変わったビールを焚火を見ながら飲もうということで、持ってきていました。私は、食後で喉も乾いてたので、冷たいビールを焚火の暖かさを感じながらゴクゴクと飲んだのですが、しばらくして、お酒が回ってる感じがするなと思っていたのですが、火にあたっているからだろうと思っていました。しかし、飲んだ後で気づきましたが、このベルギービールなんとアルコール度数が11%で白ワインなみでした。お酒が少し回った気がしたのも当然でした。

 

皆さん素敵なゴールデンウィーク休暇をお過ごしください。