北欧スウェーデンの暮らし

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高齢になった親の介護

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日本は、高齢少子化が深刻な問題となってきています。

日本では、成長した子供達が、年をとった親の介護をしたり、引き取ったりするケースが多いのではないかと思います。

中には、親の介護をするために、仕事をやめたり、辞めるまでしなくても、仕事の勤務時間を短縮したりといった話を見たり聞いたりします。

スウェ-デンでは、原則、子供は親の介護に対して責任も法的義務はありません。
そうは言っても、それほど遠くない場所に親が住んでいれば、頻繁に親に会いにいって、手伝いをしたりはしますが、年をとった親と同居或いは2世帯住宅で同じ屋根の下で一緒に住むというケースは聞いたことがありません。

基本的に、スウェ-デンの高齢者は、子供である娘や息子に面倒をみてもらうという概念を持っていません。まず、自分で自分の事ができるうちは、当然自分でしますし、或いは、配偶者やパートナーがいれば、お互い助け合ったり。しかし、それが難しくなったら、在宅介護や、最終的には老人施設に入るという選択をします。

日本では、子供が近くにいながら、親を老人施設に委ねるということに、異論を唱える人もいるかと思います。しかし、働ける世代の人が仕事を辞めないといけないことで、本人も経済的に厳しくなり、国としても働く人が減れば税金が減ることになり、悪循環に陥ってしまうリスクも考えられます。

 

高齢化少子化はこれから日本が取り組んでいかないとけない大きな課題かと思います。

 

では、皆さん良い1日をお過ごしください。