北欧スウェーデンの暮らし

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サマータイム

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昨日からサマータイムになりました。時間調整は、日曜日の午前2時に行われ、いきなり1時間繰り上がり3時になります。そのため昨日は1日23時間でした。

サマータイムは3月の下旬から10月下旬まで適用され、10月下旬から3月下旬まで1時間繰り下がったウィンタータイムが適用されます。

サマータイムについては昨今議論されています。2018年9月に、欧州委員会が 年に2回行われる時間変更を廃止案を提案したからです。その案では、EU各国は、夏時間あるいは冬時間を取るかは自ら決定するというものです。

これを受け、スウェ-デンでも、時間変更を廃止すべきかどうか、もしそうであれば、通常の時間は、夏時間または冬時間を適用するかで、議論されています。

 

時間変更により、異なる分野(衆衛生、農業、エネルギー、輸送、レジャー活動、および観光におけるスウェーデンの時間変化の影響)において、どのような影響がでるか調査が行われました。

調査によると、夏時間への移行は、明るく暖かい夜が、多くの身体活動を促進するため、おそらく公衆衛生的にはポジティブ効果を示すであろう。また、スウェーデンの家庭にとって一定の省エネにもつながるであろうということでした。

その他の分野での影響は、非常に小さいであろうという結果でした。

スウェ-デンは、夏と冬であまりにも日照時間が異なるため、私個人の意見としては、サマータイムとウィンタータイムをとる意味があまりないのではないかと思っています。

サマータイムは、夜遅くまで明るいため、夜のお散歩や、ベランダで、ワインを飲みながら、おしゃべりしたりなど、楽しむことができ、私も大好きです。しかし冬も夏時間となった場合、ストックホルムで、冬至の頃の日の出が、ほぼ朝の9時、日の入りが午後2時50分くらいです。これが、通年サマータイムを適用するとなると、日の出が朝の10時になり、日の入りが3時50分になります。4時近くまで明るいのはいいですが、日の出が朝10時というのは、体のバイオリズムの調子が悪くなりそうな気がしてしまいますが、北の方にいけば、もっと日が短くなるので、慣れればあまり問題にならないのでしょう。

 

日本は、サクラが見ごろのようですね。皆さんは、週末お花見にでかれられましたか?

 

それでも良い1日をお過ごしください。