北欧スウェーデンの暮らし

北欧スウェーデンの生活、情報を発信していきたいと思います。

オーロラとアイスホテル

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昨今は、コロナで海外旅行ができないので、今回は、スウェーデンのラップランドについてご紹介したいと思います。

ラップランドは、スカンディナビア半島北部に位置し、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドにまたがったエリアで、サーメ民族の文化が残る地域になります。

 

15年ほど、昔になりますが、まだ、日本に住んでいて、元スウェ-デン人と結婚する前に、クリスマスの時期に、初めてスウェ-デンの彼の実家を訪れた際に、せっかくだかからオーロラを見たいと思い、ラップランドのキルナへ飛行機で行きました。

オーロラは、テレビでしか見たことがなく、カラフルなものだと思い込んでいましたが、ほとんどの場合は、見れても、うっすらとした雲が動いているような感じで、カラフルなオーロラは、めったに見ることができません。

私達は、夜の11時過ぎくらいから、氷点下37度の外に、じっとオーロラが現れるのを、辛抱強く待っていたことろ、間もなくして、白いうっすらとしたベールのようなものを空を舞い始めました。私は、オーロラと緑とかのカラフルだと思っていたので、彼に「雲しか見えないね~」と言ったら、彼に「これがオーロラだよ」と言われてちょっとがっかりしたものの、それでも極寒の中で空を舞う白いオーロラは、とても幻想的でした。

私達は、初日に、オーロラを見ることができたのは、すごくラッキーだったようです。私の知り合いは、3回ラップランドに行っているけれども一度も見れていないと言ってました。

 

また、日本でもよく知られている、アイスホテルにも行ってきました。室内は、氷点下3~5度程度だったと思いますが、外の気温が氷点下35度くらいなので、ホテル内に入った瞬間は、温かいという錯覚さえ覚えました。

アイスホテルのアイスバーは、椅子からテーブルまで全てアイスです。座ることろには、トナカイの皮がひかれているので、直接氷の上に座ることはありません。

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そこで、定番のAbsolut vodka のショットを頼みました。サービスされた、ショットのグラスもアイスで手袋をしながら、ウォッカをすすりましたが、1杯のショットなんかでは全然血液循環がよくならず、寒いままでした。

 

アイスホテルは、部屋それぞれが異なる氷の彫刻でデザインされていて、チェックイン前ということで、ホテル内のそれぞれのスイートルームを案内もしてもらえました。

 

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その他に、私たちは、トナカイのソリーや、スノーモービルといったアクティビティーにも参加しました。

トナカイのソリーは、コース内を何度か回るのですが、トナカイは結構早く走るので、時々振り落とされそうになり必死に綱に捕まっていたのを覚えています。

また、スノーモービルは、氷点下40度くらいの中で行ったため、終わったあとには、凍傷になるかと思うくらい、耳とか痛くなり、つま先、指先がもう感覚ない状態で受付に戻ったら、受付の大学生のアルバイトのスウェーデン女性が、なんとも親切に、「私のお腹でつま先を温めて」といって、彼女のお腹に私の冷え切った足を載せて温め頂きましたという素敵な思いでがあります。

行った時は、冬至の近くということで、太陽が一度も顔を出さずに、地平線がわずかに明るくなったなと思ったら、また沈んでいった光景は、とても印象に残っています。

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では、良い1日お過ごしください。

 

 ブログの写真はネットから拝借してます。