アルミ缶&ペットボトル回収システム
スウェ-デンでは、飲み物の殻のペットボトル(PET)やアルミ缶を回収するシステムがあります。
スーパーに行くと、入り口の近くに回収機が置かれてあり、その中に、殻のPETやアルミ缶を捨てます。
回収可能なものは、あくまで、スウェ-デンで購入したアルミ缶及びペットボトルのみになり、下記の規定のマークがついたものになります。
スーパー等で、飲み物を購入する際に、飲み物とは別に、1クローノあるいは2クローノ(大きさにより異なる)が取られます。
その代わり、この回収システムに殻の缶及びPETを返すことで、買った時に支払った金額の1クローノあるいは2クローノが戻ってくるシステムです。
回収されたアルミ缶及びペットボトルは、何度もリサイクルされます。
回収率は、世界の中でもトップであり、2019年時点で約85%以上がリサイクリングされています。国の目標は90%ですので、ほぼ、目標に近いといえます。
アルミ缶: 85,8%
PET : 84,1%
合計 : 85,2%
また、リサイクルすることで、大量の二酸化炭素を節約こともできます。
データーによると、2017年時点で、約150 000 トンの二酸化炭素が節約されたそうです。
飲み物を購入する時点で、缶及びPET代を支払っていることもあり、街中や公園などに殻の缶やペットボトルはめったにおちていません。
ただ、夏場になると、若い人達が、食べ飲みしたゴミを、その場に捨てていくといったケースも見られるものの、一般的に、スウェ-デン人は、環境意識が高いので、多くの人は、アルミ缶、PET専用のゴミ箱にすているか、あるいは、持ち帰ります。